2006年02月24日

力作コンテストねぇ

力作コンテストが受賞作の発表してますね、今更感むんむんですがー
だいぶ前から気づいてはいたんだ、けど機を逃し逃ししてて今頃紹介。

気づいてたのは、一般投票を開始してからかな。
で、ここで紹介しようと思ったんだけど、思った頃には一般投票期限切れてた。
じゃ発表してからでいいやと思ってたんだけど、発表した頃にはテストやら東方まんがまつりやらでしてる暇なく。
で、今し方思い出して書き始めたところ。わりと長文になってしまった。一言でまとめればOSTER projectさん一押し。

トップページには受賞作品しか置いてないけど、一般投票ページの方行けば参加作品は全部載ってます。全部といっても参加作品全部ではなくて、審査を通過した作品のみっぽいです。

最初一般投票作品とグランプリ審査作品とは区切り分けてるもんだと勘違いしてて、受賞作品がどっかで聞いたなぁと思ってびっくりしました。
というのも、一般投票全体を聞いて感じたことが「なんていうかクサいなぁ、なにかこう面白くないなぁ」って事でした。
それが一般投票なんだからこんなもんなのかと思ってたら(根拠無し)、グランプリや他の賞とったのもこの作品群だったのでびっくり。
確かに、すごいクオリティは高いですし、かなり手の込んだ作品です。それこそそこらで量産されてる楽曲群とは頭一つも二つも抜き出てます。
音源一つだけでここまで表現できるものかとびっくりしたほどです。

じゃぁなんで面白くないと思ったのかというと、どれもこれも予想ができるんです。
こんな始まりだからこんな展開だろうなぁという予想。このフレーズの次はこんな感じの音が続くんだろうなという予想。
みんなどっかで似たような感じの経験がある曲でした。

おっそう来たか、すげー。それは予想つかなかったや、次はどうなるんだろう。といった、そんな、曲を聴く楽しみを与えてくれる曲がぜんぜんなかったんです。

確かに曲の表現力は素晴らしい、情景なんかをイメージして作られた曲なんかはそのイメージがほんとに浮かんできます。
でも、曲自体はそのイメージのバックで流れているという感じです。曲がそのイメージ自体にはなり得ないのです。なんかうまく言葉にできないけど。

いつか紹介しようと思ってたら、いつの間にか閉鎖してしまった(超残念!)INNER PEACE(デッドリンクです)の蘭さんなんかは、その点でかなりすぐれていました。
この人の作品は今はもう聞くことは出来ませんけど、この人と青桐りょーかさんという方とのコラボレーション曲である、「Ancient Memories - 時を越えて -」という作品が青桐りょーかさんのサイトコラボレーションページに残っております。
これを聞いていただければ、なんとなく分かってもらえるかな?

あ、ちなみに青桐りょーかさんは今回の力作コンテストに参加してます。
「ほしの声 - everlasting world -/鼓動 - なお深く刻む想い -」という曲で。
一般投票のページから聴けます。
沢山の音がうまいぐらいに絡み合ってて、聞いてて楽しいですね。
難を挙げれば、中盤まで延々繰り返される鈴の音が少し耳障りなのと、楽器ごとのバランスがみんな自己主張はげし過ぎる感じがします。
音全体が高音に偏り気味なとこが好みに合わなかったり。
あと曲展開がねちっこいとか。

今回のコンテストはなにか、こう全体的に雰囲気で聞く曲という感じです。
そもそもこのコンテストの趣旨がそれっぽい。
いかに表現力を発揮したかを審査対象にしたんであって、表現力は多少低くても表現してる内容、そもそもの音楽としてのおもしろさの表現なんかは審査対象に入ってなかったんじゃないかと思います。


さて文句つけたところで、ちょっと一言。
今回のグランプリになられました坂田憲治さん(HP)ですけど、前々回の力作コンテストにて課題曲(アヴェ・マリア)部門グランプリに受賞した方で、他のコンテストなんかでもかなりの受賞歴です。
さすがにグランプリだけあって、今回も他の曲とは一歩ぬきんでてました。
HPにいってこの人の作品を色々聞くと、やはりすごい。面白い曲も結構あったりで、こりゃグランプリも納得という感じです。
弦楽器の抑揚の付け方がワンパターンな感じもしますが。ねっとりしてます。

cakewalk賞の小倉 久尚さん(HP、音量注意)は19歳、なんと前々回の力作コンテストのグランプリ受賞者です(なんと当時17歳で史上最年少)。
アレ、と思ったら、FOX LIVES HERE!の人でした。受験で停止してたと思ったらいつの間にか別サイト持ってたのね。
今後が楽しみな人として個人的に注目してたんですけど、その甲斐があったって感じです。
今回のコンテストでは一番良いと思えた曲でした。すごく心地よかった。曲が綺麗で気持ちいいとかの意味じゃなく、なんていうか、しっくり来る感じ。

以下の人の曲は一般投票のページから聴けます。

他に賞取っていない人で、面白かった人としては黒田 英明さんの「Crisis」でしょうか。
面白かった、けれど、なんというか不思議な違和感がまとわりつく感じ、その違和感がいい感じを醸し出していればいいんだけど、違和感のまま終わった感じが…

で、個人的に注目なのは、日下哲徳さん(OSTER project)という方です。
この方のMUZIEはこちら。
ちなみに一般投票で自分が投票したのはこの人の曲で「Dolphin Island」といいます。
アニメの挿入歌で使われてそうな感じだし、途中音割れるところあるし、メロディーのリード音がしょぼいし、リード音があるせいでボーカル曲みたいな雰囲気を出すけどそれじゃ間奏が長すぎるしで中途半端な感じするし、そのリード音のフレーズはめっちゃ普通やし、変拍子具合が正直微妙だし、一言で言えば大衆向け。
でもなぜかこの人に投票したいと思いました。
曲全体がパワーに溢れているし、キャッチーというわけではないけど、楽しませようという意気込みを感じました。
このコンテストの中で一番面白い。そう思いました。
で、MUZIE見てみたら、これが大当たり。さいこー(まだ全部聴いたわけじゃないけど)

まさに最強の「COSMIC ORCHESTRA」や
やられた!と思った一曲に世界の音楽を詰め込んだ「OSTER project presents World tour 2004」や
ミステリアスな空気漂う「13th,Friday」
MUZIEのピアノダウンロード数でソートすると癒し系みたいな即興系の面白くない曲がトップに並ぶ中、燦然といる超絶技巧ピアノ曲「鬼火」(リストのあれじゃないよ)
今回の力作コンテストに落選したらしいけど、落選させたやつのセンスを疑う、曲名通り境地にさしかかった曲「FINAL STEP」
名前からしてばかげてる!「人形の風呂と湯冷め」など。
他にもプログレやフュージョン、ジャズにハッピーハードコアやクラシック、クラシック曲のアレンジ、ピアノソロ、トランス、レイブそしてヘヴィメタルと幅広く、俺好みなジャンルが並びます。
それも、それぞれのジャンルを融合させたりして、まさにそう来たか!の連続。ちょーたのしー
音も展開もかなり練られてる。単に激しくポップにしただけなんかじゃない、制作者の巧妙さが伺えます。
今回のコンテストに出てる「Dolphin Island」が一番普通じゃないのかと思えます。

このコンテストはノる音楽を嫌ってるみたいです。まぁその方がごまかされないし、一般投票する際はそんなノリノリで雰囲気だけで押されるような曲はコンテストの趣旨に反するのかも知れません。

だけどプログレは違うよといいたい。あれはノれないんです。
いや、めちゃくちゃノる。だけど変拍子してずっこける。
だからどこでノるかノらないかの制作者との駆け引きを楽しむ、そんな面も面白いですよ。とプログレ宣伝してみる。
そんなこんなで長くなったけど、こんな曲もあるもんだと思ってもらえたら幸い。
それでは。
この記事へのコメント
「お前のことじゃん、これ」と友人に教えられて参りました。
soul, fun, Human Noiseを作った張本人です。
DTMというのも一般的にはあまりパッとしない分野なので、
このように丁寧に解説されていてうれしく思います。

DTM、特に音を1つずつ打ち込んでいく昔ながらのDTMははっきりいって衰退期です。ドラムループやシンセリフなどの“素材”を貼り合わせて作るスタイルが主流になりつつあります。手軽でだれにでもでき、聞いた感じのクオリティもかなり高いものになります。僕たちのような古風な作り手は、負け惜しみに「インスタント音楽」とか呼んでますが・・・。

その中で、いかにオリジナリティを探求しつつ、競争可能なレベルまでクオリティを高めて行けるか、が最大の課題です。「課題」とかいっても結局好きなようにやるまでなんですけど; 「同じところにとどまりたければ、走り続けなければならない」と赤の女王(鏡の国のアリス)の有名なセリフがありますが、僕たちも生き残りを掛けて(大袈裟です汗)走りつづけています。

これからもこの分野をよろしくお願いします。
もはや衰退期を迎えてしまった感はありますが、まだ“これから”です。
僕自身も今の段階のままで終わる気はないです(強気ですが汗)
突然の書きこみ失礼しました。
Posted by og-Ryan at 2006年03月14日 22:12
まいど、書き込みありがとうございます。このブログの筆者である笠那と申します。
返事遅れまして申し訳ありません。

og-RyanさんのことはFOXの人と個人的に記憶してるので、最初書き込みの名前をみたとき、誰だ?とか思ってしまいました。すみません。

打ち込みというものはかなり追いやられてしまっていますね。
高度な制作環境が以前より手に入れやすくなったことや、wavの切り貼りという手法ができて以来です。
その関連は実はこのブログにて、だいぶ昔にですけど触れたことがあります。
右の柱の2005年10月のページの5日以降をみていただけたら書いてあります。少し見にくいですが。
コメント欄を含めるとだいぶ長く、文を書く事になれていない頃に書いたためだいぶ見苦しいかと思いますが、もしよろしければお読みください。
昔の記事なので、今読むと少しつっこみたい部分もあったりしますが…

私自身は、打ち込みのような一音一音に作者の思いがこもったようなそんな音楽の方が好きなので、これからも注目はしていきます。
特に今回の力作コンテストのようなものは、知らなかった人たちを知ることができる機会ですし、気力があれば(これが一番難しい、性格的に)このブログなんかに、今後とも取り上げていきたいと思います。

ただ、少し補足しますと、切り貼り音楽にもやはりその分野特有の難しさのようなものがあります。
私の友人にテクノなどの電子系の音楽を主に作る人がいるんですが、その友人が言うことには、音場の表現というか、「空間」の表現というものをいかにするかというものはかなり難しいレベルの事であるらしく、その空間の表現ができているかできていないかで、その制作者のある程度の技術力がはかれるそうです。

たとえばonokenさんなんかはその点でそこらの音楽とは段違いだそうです。
うちらからすると、onokenさんは確かに空間はすごいけど、全体的にぱっとしない印象を受けるんですけどね。
そこはまだまだ、こちらが達していないという事でしょう。精進あるのみです。

そういう「空間」の表現というのは打ち込みではある程度限界のあるものではないかと思いますので、(友人が言うには、打ち込みで作った音楽にはどうしても「隙間」があるらしく、聞いていてその「隙間」を埋めたくなる衝動に駆られるそうです)そういう曲の中の「音」だけではない部分も聞いていってやらなければならないんだなぁと思いました。

でも、日本人的な感覚としては、その「隙間」に逆に趣を見いだしたいとも思うんだけど、そういう考えは今は古いのでしょうかね?
そういう「空間」に耳を傾けることは最近身につけたばかりなので、まだまだ模索中です。

途中から自分語りになってしまいましたが、音楽にもいろいろあるもんだと最近やっとわかってこれました。
そんなこんなで、やっぱり自分は音楽が好きなんだと思います。
それで、その好きな音楽を提供してくれるのは、まだまだ打ち込み系の世界です。

自分はまだまだ打ち込みが終わったとは思いませんし、たぶん今後も打ち込み系メインで聞いていくと思います(線引きは自分でも曖昧ですが)。

だいぶまとまりがなく、長い文章となりましたが、今後とも密かに注目しておりますので、がんばってくださいね。
それでは!

追伸:今回のコンテストのコメントにあった
「みなさん楽しんでいらっしゃるでしょうか?たぶん私たちが一番楽しんでおります!楽しんでください楽しんでください!音楽とは楽しむものです!!」
って、すごくいい言葉ですよね。いつか使ってやろうかと思います。
Posted by 笠那 at 2006年03月16日 02:06
ブログ記事削除/リンク解除のご依頼です!
【menkyo-toru.net】
========================================

サイト管理者様

ご連絡失礼致します。
ブルースクレイ・ジャパン株式会社でございます。

貴殿のページに設置されているリンクがGoogleからスパム判定されている可能性が高いため、Googleから警告を受けています。
その結果、menkyo-toru.netのサイト検索順位が著しく下がり、ビジネスに多大な影響を及ぼしています。

お手数ですが、リンクを速やかに削除するか、当該ブログ記事を削除くださいますよう何卒お願い致します。

削除できない理由、ご不明な点がございましたらご連絡下さい。
宜しくお願い致します。

========================================
ブルースクレイ・ジャパン株式会社
LPRチーム
lpr@bruceclay.jpn.com

東京都渋谷区道玄坂1-19-11
寿道玄坂ビル7F
Tel: 03-5456-4201
Posted by ブルースクレイ・ジャパン株式会社 at 2013年02月13日 15:04
コメントを書く
お名前:

メールアドレス(管理人にのみ表示されます):

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/13689765
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。